人間の赤ちゃんが泣いて「オムツが気持ち悪い!」と訴えるように、ワンちゃんも飼い主さんに 吠えて訴えています。大声で叱るよりまず、なぜ吠えているのか原因をさぐりましょう。そして、少しずつ吠える機会を減らしていきます。
飼い主さんに対して吠える原因の多くは、「あーしろ、こーしろ」という要求によるものです。また、家族以外の人に吠える原因としては、恐怖によるものや、テリトリーや飼い主さんを守っているという意識からです。その他には「暇つぶし」や「ストレス発散」として、遠吠えで遠くの 犬たちとコンタクトをとっていたり、運動不足でやることがないので吠えたりします。飼い主さんに依存しすぎて、お留守番時にパニックになって鳴いてしまう「分離不安」もあります。
たとえば、留守番中ずっと吠えているというお悩みに対して「吠えている時は無視をする」訓練は ご近所の手前やマンションや住宅密集地ではなかなか難しいものです。環境を変えてあげたり、吠えたことによって得たごほうびを取り除くことはもちろんですが、新しいトレーニングをしたり、吠えを防止する道具を使ったりもできます。